共 催:大分合同新聞社、OBS大分放送
後 援:大分県、大分県教育委員会、NPO法人大分県芸振、西日本新聞社、朝日新聞大分総局、読売新聞西部本社、毎日新聞社、NHK大分放送局、エフエム大分、J:COM大分ケーブルテレコム、大分経済新聞、国東半島芸術文化祭実行委員会
協 賛: 大分銀行、株式会社フォレストホールディングス、株式会社ダイプロ、平倉建設株式会社
【CM動画】OPAM開館10周年記念 「きらめく日本美術 1300年の至宝展」
展覧会の概要
1章 神と仏が出会う 八幡信仰の至宝
宇佐神宮は全国4万社ある八幡宮の総本社。
2025年は宇佐神宮に八幡神が御鎮座して1300年という記念年。
日本古来の八幡神は仏教と融合。国家と仏法の守護神となり全国に広まった。宇佐神宮の祖宮とされる薦神社(中津市)、別宮とされる奈多宮(杵築市)柞原八幡宮(大分市)からも神宝を一挙公開。

備前出身の国宗は鎌倉に移住し新藤五国光に技法を伝授。相州伝の基礎を作る。相模(神奈川県小田原市)にルーツを持つ大友氏の奉納刀。

武家の信仰を集めた武運の神・八幡神。 宇佐神宮の別宮・奈多宮の三神像。宇佐神宮の行幸会という神事(現在は中断)では、御神体は6年ごとに新調され、旧御神体は薦神社へ移された後、海に流された。奇跡的に遺った貴重な神宝。
2章 守護大名大友氏の台頭と禅宗文化
相模国(神奈川県)にルーツをもつ大友氏。
ほぼ無名に近い一族が、鎌倉幕府・源頼朝の大抜擢で豊後の守護職へ。
次代には室町幕府・足利尊氏の信任を得て引き続き豊後を中心に九州北部を治めた。
武家の精神的支柱だった禅宗。当時最先端の禅宗文化を導入する。


3章 大友宗麟の栄華
戦国時代になると、大友宗麟が九州6か国(豊後、豊前、筑前、筑後、肥前、肥後)の守護職を手中に収めて最盛期を極める。将軍・足利義輝から九州探題に任ぜられる。
1551年、宣教師フランシスコ・ザビエルを府内に招き、南蛮貿易も開始。ポルトガル、中国、東南アジア諸国との積極的な国際貿易を行う。
一方で千利休から「なかなかの数寄者(風流人)」と評され、芸能・文化に優れた才能を発揮。莫大な経済力を背景に、書画、茶道具の名品を収集した。



宗麟が集めた現存する茶道具は3点のみ。すべて一堂に揃うのは史上初!どれも将軍家や名だたる武将の手を経て今に伝来した宝物!三つの名品が揃う展示は、これを逃したらもう二度と見られない!
宗麟が愛した奥深い茶道具の魅力をじっくり見つめてみよう。
4章 豊後南画と中国絵画
戦国の世が終息し、天下泰平を謳った江戸時代の経済発展に伴い、庶民文化が大いに広がった。徳川幕府は長崎出島においてオランダ・中国との貿易を許可した。
大陸から最新の文化が流入し、その文物が天領日田に集まった。
中でも中国・明清時代の書画は、知識人たちの関心を集め、それに学んだ品格ある豊後南画を生んだ。

天領日田には輸入された中国文物が集められ、洗練された品格ある文化が展開した。
日田の豪商・千原家が所蔵した中国絵画の名品が里帰り!
中国の沈南蘋(しん・なんぴん)の作品を公開。当時人気を集め、南蘋ブームを巻き起こした。
南蘋風を学んだ長崎派の絵師・真村蘆江は、日田の豪商・森家に招聘され、豊後南画に大きな影響を与えた。
こうした豊後に高まる文化潮流を逃さず、豊後南画を大成した田能村竹田の名品を公開!
5章 近世豊前・豊後の藩絵師、浮世絵師の活躍
現在の大分県の県域は、江戸時代の中津藩、杵築藩、日出藩、府内藩、臼杵藩、佐伯藩、岡藩、森藩の8藩が分立するとともに、幕府直轄の天領日田や、他藩が管轄する飛び領が点在していた。小藩分立の各地には各藩の御用を勤める藩絵師や浮世絵師が活躍した。

臼杵出身説の有力な歌川豊春。浮世絵史上、最大画派の始祖。珠玉の肉筆美人画を九州初公開。
【特別鑑賞ツアー】開館時間前の美術館で学芸員の案内で美術鑑賞
本展覧会を学芸員による解説付きで鑑賞する特別なツアーです。美術作品の歴史背景や知られざる逸話など、学芸員との対話も楽しみながらご堪能ください。
おひとり様:5,000円
所要時間:約1時間
対象年齢:中学生以上
期間:2025年11月23日~2026年1月14日 9:00~10:00(12月7日、22日を除く)
お問合せ:三重交通株式会社 観光販売システム営業部
TEL 050-3775-4727