白野文敏《田園B》1959年
本展は、開催中の企画展「国立国際美術館コレクション 現代アートの100年」にあわせて、日本の戦後美術の流れや1950年代から1980年代頃を中心とした大分の作家たちの動向をご紹介します。
さまざまな美術思潮が海外から押し寄せた時代。激動する美術界で現代作家たちが果敢に挑んだ色、形、素材への好奇心と挑戦をお楽しみください。
髙山辰雄《食べる》1973年
生きるとはなにか。多くの美術家たちは、この問いと向き合いながら創作を続けてきました。生誕110年を迎える髙山辰雄を中心に生命の神秘や輝きを独自の手法で表現した作品を紹介します。また、特集展示として大友宗麟とフランシスコ・ザビエルの出会いがきっかけで大分の地に花開いたキリシタン文化を紹介します。
伊藤若冲
《鸚鵡牡丹図》江戸時代
鹿苑寺所蔵
京都の名刹・相国寺は、14世紀後半に室町幕府3代将軍の足利義満が創建した寺院です。金閣(鹿苑寺)、銀閣(慈照寺)は、相国寺の塔頭寺院として広く知られ、貴重な文化財を数多く守り伝えてきました。
本展では、禅画や墨蹟、唐物や茶道具などの美術工芸品の他、雪舟、長谷川等伯、円山応挙、伊藤若冲、本阿弥光悦、野々村仁清、尾形乾山ら室町から江戸期の巨匠の名品、さらには日田市出身の現代日本画家・岩澤重夫の金閣寺客殿障壁画まで、選りすぐりの寺宝をご紹介します。日本文化が誇る「美」の世界を存分にご堪能ください。
2022年12月10日(土)~2023年1月24日(火)
© 2022 Pokémon.
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ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは
任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
人気ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに登場するふしぎな生き物「ポケモン」にはカセキから復元されるポケモン(以下「カセキポケモン」と呼ぶ)がいくつか知られています。この展示は、「カセキポケモン」と私たちの世界で見つかる「化石・古生物」を見比べて、似ているところや異なっているところを発見し、古生物学について楽しく学んでいただくものです。ポケモンの世界の「カセキ博士」とお手伝いの「発掘ピカチュウ」、私たちの世界の博士たちの案内で展示をめぐり、それぞれの世界の「かせき」をじっくり見比べてみましょう!
企画展「イメージの力 河北秀也のiichiko design」と時期を同じく開催される本展では、当館所蔵品より現代版画を中心に、幾何学的抽象やモダン・デザインの傾向を反映した作品をご紹介します。広い意味での“デザイン”という切り口で、デザイナーに限らず、画家や建築家などによる作品もピックアップ。中にはOPAM初展示となる作品も。多様な表現をお楽しみください。
B倍ポスター1994年3月
大分県宇佐市の酒造メーカー、三和酒類株式会社が販売するロングセラー商品「いいちこ」。心地よい風景の中に佇むボトルのポスターをはじめ、雑誌広告やCMなど、そのプロモーションをすべて手がけてきたのがアートディレクターの河北秀也です。1979年に発売されてから、九州で少しずつ売上を伸ばしていた「いいちこ」は、河北が作り上げたイメージの力も手伝って、一気に全国に名を馳せるブランドになりました。本展覧会は、一貫した世界観でデザインの本質を提示してきたiichiko designの全貌を紹介するとともに、河北秀也のデザイン思考についても掘り下げます。