展覧会

北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦 
江戸東京博物館コレクションより

本展では、風景版画で双璧をなす葛飾北斎(1760~1849)と歌川広重(1797~1858)、二人それぞれの風景画への「挑戦」に焦点を当て、名作「冨嶽三十六景」、「東海道五拾三次之内」などの代表作を中心にご紹介します。「冨嶽三十六景」は前後期で全46図大公開!(会期中大規模な展示替を行います)今回東京都江戸東京博物館の貴重な浮世絵コレクションを、九州では大分でのみご覧いただけます。ぜひお見逃しなく!

共催 大分合同新聞社、OBS大分放送
後援 大分県、大分県教育委員会、NPO法人大分県芸振、西日本新聞社、毎日新聞社、
J:COM大分ケーブルテレコム、エフエム大分、大分経済新聞


チケット販売場所
・大分県立美術館
・iichiko総合文化センター1Fインフォメーション
・大分合同新聞社本社・プレスセンター
・OBS大分放送
・トキハ会館 3F プレイガイド
・ヱトウ南海堂
・NPO法人大分県芸振
・大分県職員消費生活協同組合
・チケットぴあ(Pコード:686-749)…セブンイレブン等店舗の端末での発券操作になります。
・ローソンチケット(L83166)…ローソン店舗の端末での発券操作になります。

8月20日(火)より、「リピーター割」実施!

「北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦」展では、葛飾北斎の「冨嶽三十六景」全46図が前期と後期に分けて展示されます。皆様にはぜひその全貌をご覧いただきたく、前期にご覧になった際の半券を持って後期にお越しいただいた方には「リピーター割」を実施します。
後期開始の8月20日(火)以降にご入場の際に、「北斎と広重」展の前期の半券(一般[当日/団体・前売]のみ有効)を入口でご提示いただきますと、観覧料が1,000円になります。 

実施期間:8月20日(火)~9月8日(日)

【注意事項】
・8月19日(月)は展示替えのため休展。
・割引は一般[当日/団体・前売]のみ半券1枚につき1回限りとなります。
・他の割引との併用はご遠慮いただいております。また、一般チケット以外の組み合わせによるリピーター割は適用外とさせていただきます。

展覧会のみどころ
みどころ1  葛飾北斎「冨嶽三十六景」全点展示!  ※作品は期間を分けて展示されます

 葛飾北斎(かつしか・ほくさい 1760~1849)は長い画業のうちに春朗から宗理、北斎、戴斗、為一、画狂老人と名前を変え、摺物、読本、風景版画、肉筆浮世絵など幅広いジャンルで活躍した浮世絵師です。
 北斎の名作「冨嶽三十六景」は36図に好評で追加となった10図の計46図からなる風景画シリーズです。70歳を越えた時期の作品ですが、舶来の新しい青色の顔料、ベロ藍(プルシアンブルー)を用いた鮮やかな色彩と、躍動感のある大胆な構図は今なお高い人気を誇ります。本展では新千円札の絵柄にも使用される「神奈川沖浪裏」(展示期間:7/26(金)~8/12(月))を含め、会期中に期間を分けて全点が展示されます!

葛飾北斎 《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》 天保2年~4年(1831~33)頃 【7月26日~8月12日展示】 葛飾北斎 《冨嶽三十六景 凱風快晴》 天保2~4年(1831~33)頃 
【8月13日~9月2日展示】
葛飾北斎 《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》 天保2年~4年(1831~33)頃 【7月26日~8月12日展示】 葛飾北斎 《冨嶽三十六景 凱風快晴》 天保2~4年(1831~33)頃
【8月13日~9月2日展示】
みどころ2  北斎への挑戦状!?広重の旅情豊かな「新・風景画」 

​ 歌川広重(うたがわ・ひろしげ 1797~1858)は、定火消 (江戸幕府の職名のひとつで、消防の役割を果たした)の安藤家に生まれましたが、浮世絵師の歌川豊広に弟子入りし、20歳過ぎには作品制作を始めました。定火消との兼業で制作を続けますが30代半ばで遂に隠居し、その後に刊行した「東海道五拾三次之内」でブレークを果たしました。
 広重の名作「東海道五拾三次之内」は、「冨嶽三十六景」の刊行が終了したすぐ後に始まりました。江戸と京都を結んだ東海道の53の宿場を描いたこの風景画シリーズは、風景に季節や時間、天候の移ろいの描写を加えることで旅人の心情までも感じ取れるような作風が風景画の新機軸として評価され、人気を獲得しました。
 「東海道五拾三次之内」中の富士山を描いた作品や、他シリーズで「深川万年橋」など北斎と同じ場所を描いた作品には、広重による北斎作品への意識が感じられます。ぜひ風景版画の双璧・北斎と広重の作品をこの機会に比較して見てください!

歌川広重 《東海道五拾三次之内 庄野 白雨》 天保5~7年(1834~36)頃  江戸東京博物館蔵【8月20日~9月8日展示】 歌川広重 《東海道五拾三次之内 原 朝之冨士》 天保5~7年(1834~36)頃 江戸東京博物館蔵 【8月20日~9月8日展示】
歌川広重 《東海道五拾三次之内 庄野 白雨》 天保5~7年(1834~36)頃 江戸東京博物館蔵【8月20日~9月8日展示】 歌川広重 《東海道五拾三次之内 原 朝之冨士》 天保5~7年(1834~36)頃 江戸東京博物館蔵 【8月20日~9月8日展示】
みどころ3  大分会場独自の展示コーナーで歌川豊春などもご紹介!

 本展では大分県立美術館のみの独自コーナーも計画中!豊後臼杵(現大分県臼杵市)出身説のある歌川派の開祖・歌川豊春(うたがわ・とよはる 1735~1814)の作品もご紹介いたします。こちらもぜひお見逃しなく!

「江戸東京博物館コレクションより 北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦」 開催記念メニュー

赤富士カレー 1,280円(税込)

葛飾北斎「冨嶽三十六景」よりインスピレーションを受け、赤いピラフとシーフードグリーンカレーを取り合わせました。
暑い季節にもピッタリのメニューです。ぜひこの機会にお召し上がりください!

※提供期間予定:7月13日(土)~9月8日(日)

「江戸東京博物館コレクションより 北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦」公式図録
北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦
 2,750円(税込)

北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦  2,750円(税込)

これまでも北斎と広重の富士シリーズを展示する展覧会は開催されてきましたが、本展覧会はより踏み込んだ解釈により、
風景画で双璧をなす北斎と広重の挑戦をストーリー展開で浮き彫りにする試みです。
江戸東京博物館の貴重なコレクションを通して、二人の浮世絵師のあくなき挑戦の数々を名品とともにご紹介します。
そんな本展の公式図録を1階ミュージアムショップで販売いたします。
ご鑑賞後もぜひお楽しみ下さい。

※7月26日(金)より1階ミュージアムショップにて取扱いを予定しております。

※ショップでの、本展覧会公式図録及び関連グッズの通信販売は行っておりません。ご了承ください。
なお、公式図録は各書店・オンラインストアでもご購入いただけます。お近くの書店にてご確認下さい。


ミュージアムショップ「PortoPorta(ポルトポルタ)」
Tel:080-2742-9602
E-mail:portoporta@renkei-oita.co.jp

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