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OPAM開館10周年記念展vol.1 
LINKS―大分と、世界と。

大分県立美術館は2025年4月に開館10周年を迎えます。このたび当館のコンセプトである「出会いと五感のミュージアム」にちなみ、時代や地域を越えた「出会い」をテーマとした企画展を開催します。大分にはじまり、視点を日本さらには世界へと広げ、作家の交流や作品との「出会い」が生んだいくつもの「つながり」=“LINKS”をご紹介します。

CLICK!!

世界に3点しかないピカソのゲルニカ*が大分へ!
後期(5月23日~6月22日)の特別展示をぜひご覧ください!
*本展では群馬県立近代美術館が所蔵する《ゲルニカ(タピスリ)》を展示します。


本展のハイライトの一つが、《ゲルニカ(タピスリ)》の展示です。パブロ・ピカソが1937年に描いた《ゲルニカ》は、スペイン内戦時のゲルニカ爆撃をテーマとする絵画作品で、現在スペインの国立ソフィア王妃芸術センターに所蔵されています。本展では、原画の普及を目的に、生前のピカソが3点のみ制作することを条件に織師に依頼した《ゲルニカ(タピスリ)》を展示します。

《ゲルニカ(タピスリ)》は単なる複製ではなく、ピカソが監修し、原画と同様のメッセージを世界の人々へ伝えるために製作されたものです。平和への願いが込められた力強いイメージをぜひご覧ください。

ピカソほど多くの画家に影響を与えた人物はいないといえます。《ゲルニカ》発表当時、日本では猪熊弦一郎や大分出身の佐藤敬が《ゲルニカ》の主題や構図を意識した作品を制作しました。本展では佐藤をキーパーソンに、戦前・戦後の日本でピカソがどのように受け止められたのかを、タピスリ(後期のみ)の他、ピカソの油彩画、陶器とともにご紹介します。



この他、モネ、セザンヌ、東郷青児、松本竣介、岡本太郎、磯崎新、吉村益信、福田平八郎、土田麦僊、村上華岳、岡本神草、東山魁夷、杉山寧、髙山辰雄など、大分と日本/世界の「LINKS」をご堪能ください!


*作品画像:パブロ・ピカソ(原画)/ジャクリーヌ・ド・ラ・ボーム=デュルバック(織)
《ゲルニカ(タピスリ)》1983年(原画1937年)群馬県立近代美術館
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