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展覧会

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朝倉文夫生誕140周年記念 猫と巡る140年、そして現在

大分県豊後大野市朝地町出身の朝倉文夫は、日本の近代彫刻を牽引した作家です。本展は、猫の作品を中心に創作を振り返るとともに、大分を拠点に活躍する美術家・安部泰輔と絵本作家/美術家・ザ・キャビンカンパニーの視点も通し作品を顕彰、競演します。あわせて、大分市の遊歩公園に展示されている作品など、広く朝倉文夫作品に触れていただく契機となることを願い企画しました。

大分県立美術館では、大分県豊後大野市朝地町出身の彫刻家 朝倉文夫(1883-1964)の生誕140年を記念し、企画展「朝倉文夫生誕140周年記念 猫と巡る140年、そして現在」を開催します。

朝倉文夫は、徹底して自然主義的写実を貫き、日本の彫塑界をリードする中心的な存在として活躍し、大きな足跡を残しました。1948年には彫刻家として初めて文化勲章を受章します。一方で、朝倉は、無類の愛猫家としても知られ、数十体にのぼる猫の作品を残しています。1964年には東京オリンピック開催記念として〈猫百態展〉を準備しましたが、直前に病のために他界。その開催の夢は、没後、朝倉彫塑館において1994年と2017年に展覧会として結実し、開催されることとなりました。

朝倉の「猫」作品は、そのほとんどが展覧会出品を目的としたものではなく、共に暮らす猫たちとの思い出を日記のように造形化したものです。日々の愛猫の様子や一瞬の愛くるしさを生き生きととらえた作品群は、朝倉の卓抜した造形力を示すだけではなく、朝倉の猫たちに対する温かな情感も今に伝えています。

本展は、朝倉文夫の創作を振り返るとともに、朝倉文夫の生誕から140年を経た今、大分を拠点に国内外で活動を展開する美術家 安部泰輔と絵本作家・美術家 ザ・キャビンカンパニーを迎え、朝倉の「猫」作品を軸に、彼らの視点で朝倉文夫、そして「猫」を捉え直し、顕彰し、競演するものです。

また、本展は、美術館の展示室で開催されるものではありますが、これをひとつの「入口=プロローグ」と位置づけ、大分市の遊歩公園に展示されている《瀧廉太郎君像》など、街に点在する朝倉文夫作品を、さらには、朝倉文夫記念館(大分県豊後大野市朝地町)や台東区立朝倉彫塑館(東京都台東区谷中)を訪れ、鑑賞し、朝倉文夫の創作の魅力や人物そのものに触れ、その足跡や後世に与えた影響などを知る機会となることを願い企画するものです。ぜひ、多くの皆様にご参加いただけましたら、幸いです。

主催 公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団・大分県立美術館
共催 大分合同新聞社、TOSテレビ大分
特別協賛 生活協同組合コープおおいた
協賛 豊和銀行
協力 台東区立朝倉彫塑館、朝倉文夫記念館、公益社団法人ツーリズムおおいた
後援 大分県、大分県教育委員会、台東区、豊後大野市、NPO 法人大分県芸振、西日本新聞社、朝日新聞大分総局、毎日新聞社、読売新聞西部本社、NHK 大分放送局、エフエム大分、J:COM 大分ケーブルテレコム、大分経済新聞


展示デザイン 塩塚隆夫アトリエ
アートディレクション 長門 敦(デザインマップ)
ウェブデザイン 木ノ下結理

朝倉文夫《よく獲たり》1946年

朝倉文夫《よく獲たり》1946年

朝倉文夫 Fumio Asakura
大分県豊後大野市朝地町の渡辺家に生まれ、1896(明治26)年に朝倉家を継ぐ。1902(明治35)年、長兄渡辺長男をたよって上京。翌年東京美術学校彫刻選科に入学。1909(明治42)年修了。1908(明治41)年の第2回文展より第8回展まで連続受賞、うち4回は最高賞の2等賞。1916(大正5)年以後文展、帝展、新文展、日展審査員。1921(大正10)年、東京美術学校教授。1924(大正13)年、帝国美術院会員。1927(昭和2)年より朝倉彫塑塾を主宰し、多くの後進を育成した。1944(昭和19)年、帝室技芸員。1948(昭和23)年、文化勲章受章。1951(昭和26)年、文化功労者。1964(昭和39)年81歳で没す。

特別参加作家
撮影:SUSIE

撮影:SUSIE

安部泰輔 Taisuke Abe
1974年生。大分出身、大分在住。古着やハギレを使って小さな立体(ヌイグルミ)を制作し、そのプロセスも含めて作品とする観客参加型のインスタレーションを、日本各地で展開。会期中毎日、会場にてひたすら作り続けるという独自の制 作スタイルで、横浜トリエンナーレ 2005-アートサーカス-「毎日森」、こども+おとな+夏の美術館2009 「まいにち!アート!」(群馬県立近代美術館)、夏のワークショッププロジェクト 2010 「ふしぎの森の美術館」(広島市現代美術館)など、全国各地の美術館やアートフェスティバルなど参加・交流型のアートプロジェクトに参加。

関連イベント:安部泰輔「しっぽの森」

ザ・キャビンカンパニー The Cabin Company
阿部健太朗と吉岡紗希による二人組の絵本作家/美術家。ともに大分県生まれ。2009 年にユニットを結成、活動を開始し、多数の絵本を出版している。絵本『だいおういかのいかたろう』 鈴木出版と『しんごうきピコリ』あかね書房で日本絵本賞読者賞を受賞。2015年には“おんせん県おおいたデスティネーションキャンペーン特別企画「ブンゴ・アート・トレジャー~列車に乗って、アートな宝さがしの旅に出かけよう~」” にも参画した。絵本、絵画、立体造形を組み合わせた異色の展覧会を国内外で発表。大分県の廃校をアトリエにし、日々さまざまな作品を生み出している。

「朝倉文夫生誕140周年記念 猫と巡る140年、そして現在」 開催予告

「朝倉文夫生誕140周年記念 猫と巡る140年、そして現在」 開催中

安部泰輔ワークショップ「しっぽの森」 Taisuke Abe 'Forest of Tails'

【びびVision 】朝倉文夫展の裏側 (ショートVer.)

【びびVision】穴井豪/ダンス・コンセントレーション『身体で視る展覧会』(ショートVer.)

鑑賞ワークシート “あさくらふみお ねことめぐるアートクイズ”

こどもから大人まで、より多くの皆様に楽しく展覧会を鑑賞していただくためのワークシートをつくりました。
ワークシートには、ザ・キャビンカンパニーと安部泰輔による描き下ろしイラストが登場!

展示風景
朝倉文夫展展示風景 朝倉文夫展展示風景
朝倉文夫展展示風景 朝倉文夫展展示風景
朝倉文夫展展示風景 朝倉文夫展展示風景
朝倉文夫展展示風景 朝倉文夫展展示風景
朝倉文夫展展示風景:安部泰輔 《ネコバッグ》/ザ・キャビンカンパニー 《明日の門》 朝倉文夫展展示風景:安部泰輔 《ネコバッグ》
朝倉文夫展展示風景:安部泰輔 《ネコバッグ》/ザ・キャビンカンパニー 《明日の門》 朝倉文夫展展示風景:安部泰輔 《ネコバッグ》
朝倉文夫展展示風景:安部泰輔 《ネコバッグ》 朝倉文夫展展示風景:ザ・キャビンカンパニー 《明日の門》
朝倉文夫展展示風景:安部泰輔 《ネコバッグ》 朝倉文夫展展示風景:ザ・キャビンカンパニー 《明日の門》
朝倉文夫展関連イベント:安部泰輔ワークショップ「しっぽの森」 朝倉文夫展関連イベント:安部泰輔ワークショップ「しっぽの森」
朝倉文夫展関連イベント:安部泰輔ワークショップ「しっぽの森」 朝倉文夫展関連イベント:安部泰輔ワークショップ「しっぽの森」
Topics

「朝倉文夫生誕140周年記念 猫と巡る140年、そして現在」の展覧会関連の情報を発信します!

2023.4月某日
ザ・キャビンカンパニーの制作にボランティアさんが参加してくれました。 2023.3月某日
この作品は、JR大分駅の「OPAM at Platform of Oita Station」に展示する被り物 展覧会まであと40日!
ザ・キャビンカンパニーの制作途中の作品と「40」
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OPAM外の植栽も、緑がきれいになってきました。 展覧会まであと60日!
開催まで2か月!いよいよ準備が加速してきましたよ。 展覧会まであと70日!
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東京・朝倉文夫彫塑館にて。ネコと一緒にパチリ。 展覧会まであと90日!
ネコと巡る…にちなんで。 展覧会まであと100日!
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2023.2.22更新
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ネコの日にちなんで、ザ・キャビンカンパニーの絵本「ねんねこ」と一緒に! 2023.2.22更新
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猫好きだった朝倉文夫が、猫バッチに?! 安部泰輔作
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おやすみ中の猫ちゃんと。 2023.1.20更新
展覧会まであと140日!
カウントダウンはじまります!
2023.2.9更新
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2023.1月某日
展示方法について、建築家の塩塚アトリエさんに入っていただき、OPAMの坂茂建築を最大に生かした展示アイデア 2023.1月某日
作家&制作チームでのミーティング。展覧会までに、みんなでアイデアを出し合いました! カウントダウン用の数字。安部泰輔とキャビンカンパニーの2組に作ってもらいました。
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2022.10月某日
リサーチしたことを元に、東京で会議室を借りて、ミーティング。この会議は展覧会につながるとても有意義な話ができました。 2022.10月某日
朝倉文夫彫塑館の戸張さんから、朝倉氏の話を伺う様子。(この時はコロナは落ち着いていましたが、念のため外で話を聞きました) 2022.10月某日
朝倉文夫彫塑館へ、作家&制作チームでリサーチに行きました!
2022.10月某日
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朝倉文夫 屋外彫刻マップと一緒に朝倉文夫作品を巡ってみよう!

マップは誰でも見ることのできる環境にあることが確認された作品を掲載しています。そのため、マップ上に示されていない朝倉文夫の作品も多数存在します。
※内容については随時変更する可能性があります。
 
協力:台東区立朝倉彫塑館、朝倉文夫記念館

「朝倉文夫生誕140周年記念 猫と巡る140年、そして現在」開催記念メニュー 2階カフェシャリテにてぜひお召し上がりください!

別府湾釜揚げしらすのパスタ ¥1,580(税込)
 
朝倉文夫の代表的な「猫」の作品を中心に創作を振り返る今回の展示に合わせて、別府湾の新鮮な釜揚げしらすを最大限に引き立てる和風のパスタに、猫型の海苔を散りばめました。しらすの濃厚な海の香りと海苔とチーズの風味が相まった旨味溢れるパスタです。

「朝倉文夫生誕140周年記念 猫と巡る140年、そして現在」公式図録 1階 ミュージアムショップにて発売中!
「猫と巡る140年、そして現在」3,080 円(税込)

「猫と巡る140年、そして現在」3,080 円(税込)

日本彫塑界に大きな足跡を残し、愛猫家でもあった朝倉文夫が共に暮らした猫たちの姿を生き生きととらえた作品群と代表的な彫刻作品を集め、その足跡と創作活動を振り返る作品集。

ショップでは現金書留による図録・関連書籍の通信販売も行っています。
詳しくは下記ショップまでお問い合わせください。

ミュージアムショップ「PortoPorta(ポルトポルタ)」
Tel:080-2742-9602
E-mail:portoporta@renkei-oita.co.jp

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