OPAMについて

館長挨拶

 温暖で風光明媚、豊かな自然に培われた、柔らかな県民性と、アジアや西洋から異文化を受け入れ吸収しながら、伝統や風習に融合してきた大分県。
 大分市の中心に大分のユニークな文化風土にちなんだ「出会いと五感のミュージアム」が生まれました。
 設計は、世界的に活躍する建築家 坂 茂(ばん しげる)さん。透明度の高い、フレキシブルで可変性に富んだ爽快な空間は、まさしく「常に変化しながら成長するミュージアム」。
 世界中、日本中の美術の遺産にアプローチしながら、大分が誇る作家や伝統文化を紹介して育て、異質なもの同士、グローバルでローカル、伝統的でモダン、コンテンポラリーな、出会いの場をつくります。
 アートの広がりと無限のバイタリティーを、異ジャンルの交わりによって、さらには、自然へのイマジネーションと私どもの肉体、生活に根ざしたリテラシーで、五感へと訴えます。
 21世紀のための、まったく新しい、唯一無二の芸術体験と創造の場、「大分世界中心主義」を皆さんとともにつくっていきます。
 
大分県立美術館 館長 新見隆

 

館長プロフィール

新見 隆 Ryu NIIMI
1958年 広島県生まれ
慶應義塾大学文学部フランス文学科卒業
82年から99年まで、西武美術館・セゾン美術館に勤務
99年から、武蔵野美術大学芸術文化学科教授
イサム・ノグチ庭園美術館学芸顧問
慶應義塾大学アート・センター訪問所員
アート・ビオトープ那須、二期リゾート文化顧問
2013年から、公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団理事兼美術館長

専門分野

 近現代デザイン史・美術史、現代芸術論、アート・デザイン・マネージメントを含んだニュー・ミュゼオロジー、ジャポニズムを端緒とした比較空間、空間感覚学から、美術・デザイン・建築の影響史、受容史、比較文化史、芸術社会学までが研究領域

業績・著作

<主な展覧会企画>
「日本の眼と空間」1990,92,94/「バウハウス1919-1933」1995/「イサム・ノグチと北大路魯山人」1996/「ル・コルビジュエ」 1996/「デ・ステイル1917-1932」1997/「柳宗理のデザイン」1998など (以上 西武美術館・セゾン美術館) 「現日本デザイン展」(ソウル国立現代美術館、1994、ゲスト・キュレーター)/「その日に、5年後、77年後-震災と芸術」(川崎市岡本太郎美術館、2000)/「表層を超えて-日本的物作りの手法」(国際交流基金主催、シンガポール美術館、マニラ・アート・センター、2003、ゲスト・キュレーター)/「ウィーン工房1903-1932 –モダニズムの装飾的精神」(パナソニック 汐留ミュージアム、2011)/「岡本太郎生誕100年記念展『芸術と科学の婚姻 虚舟-私たちは、何処から来て、何処へ行くのか』展」(川崎市岡本太郎美術館、2011)

<主な著作>
「空間のジャポニズム-建築・デザインにおける日本趣味」(INAX、1992)/ 「モダニズムの庭園と建築をめぐる断章」(淡交社、2000)/「ミュゼオロジーへの招待」(武蔵野美術大学出版局、2015)/「キュレーターの極上芸術案内」(武蔵野美術大学出版局、2015)

<主な作家としての活動>
 生来のキュレーターだが、ここ十数年来、小さな箱に雑多なものを詰め込んだ箱の作品やコラージュなどを作っていて、「未来の娘たち」という個展を何度か開いた。崇拝するアーティストは、アメリカ人ジョセフ・コーネル、ドイツ人ハンナ・ヘッヒ、そしてチェコ人ヤンドリック・スティルツキー。いずれも天才的な、アッサンブラージュやコラージュの達人たちである。あるいは「ものの魂にとり憑かれた」、聖者たちと言ってもいい。大袈裟にいうと私は自分自身のことを、彼らの魂の輪廻転生とも思っていて、彼らのエピゴーネンと言われることをいささかも厭わない。昨今は、クレーに取り憑かれていて、クレーが子供に残したような、人形をつくリ続けている。

「箱の個展」(児玉画廊、1994/銀座コマツ、1995)/「箱・コラージュ・人形の個展」(文房堂ギャラリー、2000)「学生たちとの人形展」(ギャラリー現、2000)「人形と食のスケッチ」(AKI-EXギャラリー、2002)「学生との、人形たちの庭」(AKI-EXギャラリー、2004)「学生たちとの、花、人形の庭」(ギャラリー册、2006)「大分世界美術館」(ギャラリーTOM、2013)

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